[new-slothml:398] 命の意味、命のしるし(世の中への扉)

こんにちは、矢野宏和です。きょうは、本の紹介です。「命の意味、命のしるし」(講談社BOOK倶楽部)という題名で、ファンタジー作家の上橋菜穂子さんと、獣医師の斎藤慶輔さんの 対談のなかで、下記の記述が印象に残りました。


 下記、上橋菜穂子さんの言葉です。

      ↓

 解剖学者の養老孟子先生から聞いた話で、

 チンパンジーと人間の赤ちゃんを比べてみると

 最初は人間の方が、身体的にも、能力的にも

 劣っているのだけれども、あるところから突然

 形成が逆転するのだそうです。

 チンパンジーにとって世界は、

 常に自分から見た世界でしかない。

 ところが、人間の子どもは

 あるとき、自分から見た世界だけでなく

 自分の外に出て、自分というものを観る。

 この「他者から見た自分」という視点を獲得したときに

 人は、初めて、他者が自分と同じような存在であることを

 想像し、他者に共感できるようになる、というのです。

 人間は自分という「我」の外に出ることができる。

 そして、他者の痛みを、

 自分の痛みと重ね合わせることができる。

 そして、そのことで、大きく成長するのだと。

以上が、本に書かれていたのですが、私は以前、ナマクラMLで紹介した梨木果歩さんの「ほんとうのリーダーみつけかた」のことを思い出しつつ、自分を見つめる、もう一人の自分という存在のことを重ね合わせながら、この本を読みました。

今回ご紹介させていただいた、この本は、こうした個々の在り様と合わせて、動物の生態をめぐる自然や、環境問題のことなども、いろいろ興味深い内容が書かれていました。

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