editor4月7日ガザの惨劇をどう捉え、そう言葉にするのか? (2)それにしても、ぼくを後ろから引っ張る力はなんだろう。例えば、ジェノサイドだ。この言葉に世界中の耳目が集中したのは、ガザ地区への攻撃を、ジェノサイドだとして南アフリカがイスラエルを国際司法裁判所(ICJ)に提訴したからだ。それまでは、ジェノサイドという言葉を使う途端に、パレス...
辻信一3月7日ガザの惨劇をどう捉え、どう言葉にするのか (1)去年の10月7日以来、パレスチナをめぐる報道を自分なりの仕方で追いかけてきた。いや、より正確には、「自分なりの仕方を追い求めてきた」と言った方が正確かもしれない。第一、すでに5ヶ月に及ぶこの悲惨な殺戮戦をなんと呼んだらいいのかにさえ、ぼくは悩まされている。マイケル・ムーアが...
辻信一2023年12月28日イスラエルを私たちのユダヤ教から破門する (2)ユダヤ戦士 vs スピリチュアル弁証法 実際、ガザに対するイスラエルの戦争によって体現された戦士の文化は、伝統的なユダヤ文書の中に見出すことができる。イスラエル人はカナンを征服したとき、地元の部族に対して大量虐殺を行ったのだ。ダビデとサウルはどちらも戦士の王だった。旧約聖書...
辻信一2023年12月16日イスラエルを私たちのユダヤ教から破門する (1)11月23日、久しぶりに訪ねていた沖縄で、やはり久しぶりに尊敬するダグラス・ラミスさんに会った。その日の午後、県民平和大集会に同行させていただくことになっていたが、まずその前に会って積もる話をしようと県庁前のカフェで落ち合った。...