近況報告--what's up

ここ数ヶ月、ぼくが30年近くの間、使わせていただいた大学の研究室を引き上げるために、現役時代にもやったことのないほぼ毎日の"通勤"をした。今ではぼくの故郷とも言えるようになった舞岡公園の"里山"を見下ろす、おそらく、キャンパスで一番眺めのいい部屋だ。片付け始めると、毎日、思いがけないモノが現れては、ぼくにさまざまなトキを、ヒトを、コトを、思い出させてくれた。一番時間のかかる仕事である大量のアナログ写真のデジタル化は、学生や元学生が手伝ってくれた。

3月末、研究室とお別れの日、窓から撮った舞岡の森

この20余年、ぼくも関わらせていただいたフェアトレード運動のコーヒーをいれて飲む。そして、半世紀にわたって集めた(集まった)レコード、カセットテープ、CDの山を整理しながら、気と手が向くままに聴いてゆくという楽しみもあった。行きや帰りには、すぐ隣の舞岡の森へと降りてゆく。

冬は過ぎ、春がやってきた。音楽好きの元学生や友人たちが、気に入った本やレコードをもっていってくれた。またある友人は車を出して、オーディオ機器などの引越しを手伝ってくれた。最後に古本業もやっている環境活動家の友人が来て、残っていた本やCDなどを持っていってくれた。

研究室とあの窓に別れを告げ、「学びの窓」はノマドとなった。

空っぽになった部屋。「発つ鳥あとを濁さず」の爽快感

​遊びと学び--photo gallery

ナマケモノ教授こと辻信一が、世界各地、そして、日本のローカル・コミュニュティに身を置き、彼らの暮らしの一部を体験した中で心を動かされた「もうひとつの”豊かさ”」。小さなフォトギャラリーをお楽しみください。

ブータン編 / in Bhutan
photo by Keibo Oiwa
祈りの旗、タクツァン僧院

神話とチベット仏教が息づく国、ブータンの、断崖絶壁に建つタクツァン僧院。

ブータン、プナカにて

プナカ県に広がる美しい棚田。

ブータンの生物多様性

高山植物、鳥、昆虫に動物、ブータンの豊かな生物多様性。

ゼミの学生たちと

大学でのゼミ実習は10年近くブータンに通った。中央はガイドのペマ・ギャルポ。

ぶらぶら雑記帳選集--blog(only Japanese)

日々の暮らしの中で、自然や社会とのつながりの中で感じたこと、考えさせられたことを綴った中からピックアップしました。

若者の存在を受け止めてあげることだと思うんです。(略)その子の能力とか、その子のいろんなことを抜きにして、いのちを宿すその肉体の存在そのものを受け止めてあげる、あるいは尊重してあげる、尊敬してあげる。そういう接し方をしてあげるのが…

​記事を読む

自然農という生き方 川口由一との言葉

(前略)覆いや囲いが外れる、取り払われる、という柳の言葉に注目したい。いいかえれば、様々な「もの」や「こと」を分離し、隔てている境界が消えて、その両側が混じり合い、合流する。柳の場合、自分の中へと他者が流れ込み、自分がもうそれ

​記事を読む

あれから10年

7/31に音楽家で環境活動家の小林武史さんとオンラインで対談をさせてもらった。その記録はapbankサイトのインタビュー・シリーズ「a sense of Rita」に掲載されている。その一部をこのブログにも転載させてもらいたいと思っているうちに、朝日新聞…

​記事を読む

小林武史との対話

(前略)ぼくは毎日舞岡の森に通っている。何をしているのか、と聞かれても、ただぶらぶら遊んでいる、としか言いようがない。その森の中で、そしてその周辺で、時々、ドリアン助川に行きあう。なんでも、森で歌を歌っているのだそうだ。

ドリアン助川の言葉ー『常世の舟を漕ぎて』を読んで

​記事を読む

2004年、ブータンを調査のために初めて訪れたぼくを案内してくれたのが、ベテランのツアーガイドであり、自らを「エンシェント・ブータン」というツアー会社を設立して間もないペマ・ギャルポだった。ぼくたちは意気投合、兄弟と呼び合う仲になった。

ペマ・ギャルポの「幸せ論」

​記事を読む
​to all my relations; 記事・写真の無断転載はナマケてください。