よきことはカタツムリのように
出版年:2016年9月
サイズ:四六判(188mm×127mm)
ページ数:248ページ
出版社:春秋社
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<書籍紹介>
ガンディーは、「よきことはカタツムリのように、ゆっくり歩む」と言った。この言葉を今こそかみしめてみよう。直線的な成長ではない、本当の豊かさとは何か。シンプルであること、スローであることの価とは何か。
本書は、スローライフを提唱してきた著者が、世界の片隅でゆっくりと進行しているよきこと、よきものを見つめていく。エネルギー、食から、環境保全、そして民主主義のあり方まで。自分のペースで着々と「よりよい社会」に向けて活動する人々を紹介し、明日へのヒントを照らし出す。 3・11以降、私たちが最も大切にしたいことがつまった一冊。
「よきことはゆっくりと」というガンディーの言葉が正しければ、ぼくたちにはもう「よきこと」が見えなくなっているのではないか。この危機から脱け出すためには、ゆっくりと進行するよきことに目をとめ、向き合うことだろう。そのためには、まず、ぼく自身、あなた自身が、立ち止まり、スローダウンしなければならない。
東日本大震災以降、日本で、いや世界中で危機は深まっている。世界の片隅で静かに、ゆっくりと生起している「よきこと」や「よきもの」たちに、しっかりと目を向けたいと思った。
本書は、そんなぼくのスローな旅の記録であり、今再びの「スローライフ論」である。
(本文より)
【目次】
序 立ち止まる、そしてまたゆっくりと動き出す
Ⅰ「スモール」の価値
「スロー」という価値
スローライフ再論① 引き算のパワー
Ⅱ 「愛」という価値
「民主主義」という価値
スローライフ再論② 生と死のエコロジー
Ⅲ 「アウトドア」という価値
スローライフ再論③ アウトドアは楽しい不便
「ローカル」という価値
スローライフ再論④ グローバルからローカルへ
スローライフ再論⑤ よきことはカタツムリのように
あとがき
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