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2021年12月28日読了時間: 12分
りょうさんとジャズ談義 in クリスマス
いよいよ、今年もあと数日となった。今年の初めにぼくの持っているLP、CD、カセットテープでジャズのみを、ABC順にすべて聴いていくと決めて、間もなく一年、ぼくは今やっと、Jackie Mcleanを聴いている。 ぼくが彼のライブ演奏をワシントンDCの寂れたダウンタウンの小さ...
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2021年12月27日読了時間: 5分
かわいい自分に旅させよ 金井重の言葉(2)
昨日に続き、「ソトコト」誌に、のちには拙著『カルチャー・クリエイティブ 新しい世界をつくる52人』(ソトコト新書)に掲載された「人生、これ道草にあり」の後半をお届けしよう。ぼく自身、こうして読み直してみて、改めてシゲさんという人が生きたよき人生に感銘を受ける。虚空に旅立った...
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2021年12月26日読了時間: 4分
人生、これ道草にあり 金井重さんの言葉(1)
二十数年にわたる友人、そしてスロー・ムーブメントの同志だったシゲさんが、12月5日、94歳で老衰のため亡くなった。眠るように穏やかな最期だったという。ピースボートで一緒に大西洋を横断したり、エクアドルやブータンなどにも一緒に旅をした。100カ国以上を、ほとんどバックパッカー...
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2021年11月17日読了時間: 1分
メノビレッジを訪ねる(2) 大地の再生
メノビレッジに到着すると、前日から滞在されていた「大地の再生」の矢野智徳さんによる「大地の再生」の作業と、それと同時進行の「大地の再生講座」がまだ行われていた。今回はすれ違いかと思っていたが、お目にかかることができて、また昼食にも付きあわせていただきながらお話をうかがうこと...
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2021年11月14日読了時間: 2分
札幌のカフェで
長沼に行く前に、札幌で一泊。この春卒業し、故郷に戻って就職した元ゼミ生が会いにきてくれた。そしてワールド・ブック・カフェという素敵なカフェに案内してくれた。 彼女は以前とは見違えるほど表情が明るくて、饒舌だった。「北海道に戻ってきてよかった」と何度も言う。大学の頃のアパート...
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2021年10月24日読了時間: 6分
旅はいつも後ろ向き
最近はずっと、アビー・リンカーンのアルバムを聴いている。この夏は、映画「サマー・オブ・ソウル』の中で、ブラック・ミュージックの様々なジャンルのミュージッシャンに混じって、アビーが登場し、当時のパートナーだったマックス・ローチのドラムを背に歌う美しい姿を見ることができて、うれ...
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2021年10月19日読了時間: 5分
ありがとう、そしてさようなら、母里さん
みなさん、 ナマケモノ倶楽部の仲間でもあった、母里啓子さんが亡くなられたことを、悲しみとともに、お伝えしなければなりません。 去年、8月23日に、ナマクラのブログに投稿してから、一年以上の月日が経ってしまった。その後も、時々、オンラインで母里さんのお顔を拝見していたのだが、...
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2021年10月10日読了時間: 1分
雨森芳洲庵を訪ねる
今は亡き兄、大岩剛一が四十年にわたって書いてきた文章を集めた選集を制作中だ。その用事で、彼が長く暮らした滋賀に出かけてゆく。彼に導かれるように、あちこちを訪ねては、近江の魂に触れるような気分になる。 今回は、長浜に、雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)庵と呼ばれる、小さいが明る...
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2021年9月24日読了時間: 4分
サマー・オブ・ソウル (2)
この歴史的なフェスで、警備の役目をかってでたブラック・パンサー党の青年たちも、この映画の登場人物だ。「Say It Loud—I'm Black and I'm Proud」という前年のあのジェームズ・ブラウンのヒット曲に示された自己肯定感があたりに満ちている。そんな中、舞...
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2021年9月23日読了時間: 5分
サマー・オブ・ソウル 魂の夏 (1)
正月に、ぼくがもっているジャズのCD、テープ、LPをABC順にかたっぱしから聴き直していくというぼくのミニ・プロジェクト。今、Lに達して、まだ最愛のアビー・リンカーンが残っているとはいえ、10月にはやっとのことでMに入れそうだ。このMが、アルファベット26文字の中で、もっと...
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2021年9月15日読了時間: 3分
SEPARATION からRELATIONへ 内橋克人の言葉
内橋さんが亡くなった。寂しいなあ。いつもすてきだったなあ。その言葉はいつも鋭利で明快、しかも温かさに溢れていた。多くを学ばせていただいた。感謝とともに、ご冥福を祈りたい。 以下、宇沢弘文さんとの対談による『始まっている未来 新しい経済学は可能か』(宇沢弘文、内橋克人 岩波書...
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2021年9月11日読了時間: 3分
9・11から20年(その2)
朝日新聞は8月下旬から「9・11から20年」という読み応えのある特集記事を連載してきた。そのうち、いくつかの記事から以下、抜粋させていただく。 <戦闘で死んだ米兵7千人、自殺者3万人> ブラウン大の研究チームが今年6月に出したリポートによると、9・11以降の戦闘行為で死亡し...
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2021年9月10日読了時間: 4分
9・11から20年
明日は9月11日、あのアメリカ同時多発テロ事件から20年。あの日、ぼくは大学の実習プログラムで、ゼミ生とともにエクアドルにいた。実習も終盤にちかづいたその朝、ぼくたちは沿岸部から国内線に乗って、首都キトに飛んだ。無事に到着し、空港内を歩いているとき、一つのテレビモニターが、...
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2021年9月1日読了時間: 4分
SAMPOワンダーランドを訪ねる
二日前、三軒茶屋の駅のそば、再開発の圧力に抵抗しながらたくましく生き残っている古い商店街や住宅街の一角にある「ROJIYA」に、建築集団「SAMPO」を訪ねた。東日暮里にある彼らのもう一つの拠点を訪ねた時に劣らぬ感銘を受けた。この若いアーティスト=職人=社会変革者たちのこと...
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2021年8月29日読了時間: 2分
ペマの引越し
ブータンの友、ペマ・ギャルポが建て終わったばかりの家に入居した。コロナ禍で仕事がなくなり、これまで住んでいた貸家の家賃を払い続けることがむずかしくなった。南東部ブータンの故郷に帰ることも考えたが、息子たちの学業を支えるためには、ティンプー周辺からまだ離れるわけにはいかない。...
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2021年8月27日読了時間: 4分
会津にオーガニックの風が吹く
サマースクールを主催したNPO・KOTOWARIのうのこうたくんが住み込んで、農業を学んでいる「無の会」を訪ねた。予備知識はほとんどなかった。名前がいいな、と思ったと、サマースクールの食事の食材がそこから提供されているというのを聞いて、驚いた。とにかく、美味しいのである。ぼ...
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2021年8月25日読了時間: 2分
ぼくが待ちわびていたのはこれだった
奥会津へのディープな旅から戻った。事の起こりは、KOTOWARIというNPOの二人の青年、あおきこうたろう君とうのこうた君からの呼びかけ。彼らはアメリカでの大学時代からの親友で、今、日本に戻って、社会変革のために活動し始めている。オンラインで顔を合わせた時から、ぼくには彼ら...
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2021年8月18日読了時間: 4分
先進国はアフガンの田舎を恐れている
アフガニスタンの状況に心を痛めながら、半世紀前のベトナムのことを思い返している。 数日前、友人のライター・研究者、田中一彦さんがFBでこう発信した。 アフガン情勢は、今の世界の矛盾が凝縮されて一気に噴き出した印象です。ベトナム戦争とはまた別の様相を呈しているようですが、フラ...
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2021年8月17日読了時間: 3分
8月15日、終わりと始まり
8月15日を前に、韓国文学者で翻訳家の斎藤真理子の「8・15、終わって始まった日」という記事が新聞に載った。そこにはぼくの好きな在日朝鮮人作家・歴史家の金達寿(1917〜1997)のことが書かれていた。 一九四五年五月二十九日の横浜大空襲によって、神奈川新聞の本社社屋は全焼...
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